大内氷上地区の子どもたちが地元の小河川「氷上川」の名前も知らないことを知り、地区青年部で「川沿いに桜などを植え、きれいになったら子どもも遊ぶようになって地元のことに興味を持つのでは」と考えたことをきっかけに2007年に有志15人で同会を結成しました。 大内氷上は大内文化発祥の地で、河川のそばには中世の守護大名、大内氏の氏寺「興隆寺」や大内氏が勧請した「妙見社」もあることから、地区をきれいにすることで自然環境を守るとともに地元の歴史・文化を未来へつなげていこうというものです。 植樹活動を計画した川沿いは竹や雑木などが繁茂してやぶ状態。地権者の許可を得て、やぶを切り払うことから始めました。国土緑化推進機構の里山再生のための「緑の募金」を活用し、2008年から2カ年で約70万円の支援を受けて活動を開始。初年度には桜の苗木約10本を植えました。 その後、山麓のやぶに埋もれて忘れ去られている「氷上山王社跡」にも日の目を当てようと、活動範囲を広げ現在に至ります。 開放した遺構公園ではイベントなども計画し、他地区住民との交流を図りたいと考えています。山口開府650年で脚光を浴びたのは大内氏館跡などがある大殿地区だったが、交流を推進する中で大内氏のもともとの拠点は大内氷上地区だったことをアピールしたいと思います。 |